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燕市12月定例会で市長が施政方針演説、合併に関する質問が相次ぐ(2003.12.22)
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燕市議会12月定例会初日の22日、高橋甚一市長は市長選再選に伴う施政方針演説を行い「市町村合併はまず吉田町と協議を行ない、実現を目指す。その後、将来は県央広域大合併を目指す」と新たな合併の方向性を示すとともに、一般質問では「二股はない」と、吉田町との合併協議中に三条市方面との合併に方向転換はないと話した。
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22日開会した燕市議会12月定例会
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施政方針演説で高橋市長は、合併問題について住民投票の結果を最大限に尊重し、平成17年3月の合併特例法の支援措置の期限を念頭に、早急に吉田町との話し合いを進めなければならないとした。
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施政方針演説を行う高橋燕市長
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泉光一吉田町長との間でも合併協議を進める意思を確認しているが、期限まで残り15カ月と迫り、「正式に協議を進めるには、日程的に大変、厳しい状況」と吉田町との合併に実現に市議の理解と協力を求めた。
一般質問では、今後の合併の方向性や住民投票の結果について高橋市長の考えを問う内容から、住民投票の結果を受けて辞職したにもかかわらず再出馬した理由、市長選で対立候補の公選法違反を報じた過去の新聞記事の複製が配布されたことに対する考え、住民投票や市長選に投じた費用や労力のむだをただすなど、高橋市長の政治姿勢を問う厳しい質問が相次いだ。
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高橋市長の合併に対する姿勢を問う大原伊一市議
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施政方針に「将来、大同合併を目指す」とあることについて大原伊一市議は、吉田町との合併協議を進めながら突然、三条方面との合併を切り出すことがあるかとただした。
これに対して高橋市長は「協議をする以上、合併実現まで一瀉千里(いっしゃせんり)、そのほかのことについてはふれるべきではない。二股ということは考えていない」と明言した。
さらに、大原市議は「念押し」と前置きし、吉田町との合併でも三条市方面との合併のように進退をかける覚悟はあるかとの質問に高橋市長は「わたしはすぐ進退や政治生命かけるみたいで、もう進退をかけるまでは言いませんけど、誠心誠意、実現に向かって努力したい」とかわした。
第4回定例会の会期は来年1月9日までの19日間で、一般質問は、22、24、25日の3日間。15人の市議が市政に対しての質問を行ない、そのうち12人が、合併問題や住民投票、市長選挙について質問する。施政方針演説の全文は以下のリンクから。
■関連リンク
施政方針演説全文
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