曜日の関係で例年より2日早い官公庁御用納めだった26日、三条市では午前10時から市役所で高橋一夫三条市長が職員約150人を前に年末のあいさつを行って1年を締めくくった。
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御用納めの26日、三条市役所で高橋市長の年末のあいさつ
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高橋市長は「私のあいさつは人気が悪いせいか、またどうせ小言を言うんだろうと集まりが悪いのかな」と笑顔で話しながら、部課長は年末のあいさつのあとの部課長会議でもあいさあつするので、ことしは部課長に出席を求めなかったとタネ明かし。「一年間ご苦労さまでした」と職員の労をねぎらった。
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年末のあいさつを行う高橋三条市長
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高橋市長は、国外のイラク問題や国内の少子高齢化、年金問題、福祉、道路公団民営化など、ことし一年を振り返って「いろんなことが先送りになって、こんなことをしていたら日本の将来は危ない」と危惧した。
とくに合併にもかかわる三位一体の改革については、政府が地方に責任を転嫁する形になったことに憤りを感じていることを話しすとともに、三条市が進める合併も当初の5市町村から燕市、田上町と離脱して3市町村に減ったが、1月いっぱいにはなんとしても合併法定協議会へ移行し、新市を目指すとした。
また、役所の仕組みには「もっと市民の要求や考えに打てば響くような、対応できるようになってほしい」と固定概念からの脱却、柔軟性を求めた。
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三条市役所玄関前を飾る門松
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最後は「市民にとって打てば響くような、そして責任感のある、そういう行政マンに、そういう三条市役所になるよう願っている」と締めくくった。
官公庁の仕事始めは来年1月5日。同市役所は正面玄関に門松を飾り、正月の準備は万端だが、市民課や税務課など窓口のある課は29、30日も開いている。
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