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27日未明、燕市内の住宅1棟を全焼し隣接する住宅の一部が燃える火事があり、全焼した住宅から男性の遺体が発見された。
午前6時半ころ、燕市東太田、無職丸山芳末さん（72）方から出火、木造一部2階建て住宅80平方メートルを全焼し、隣家の燕市小高、会社員岡部繁さん（54）方、木造一部2階建ての丸山さん方に面している外壁を中心とした部分約30平方メートルが燃えた。 この火事で、火元の丸山さん方1階8畳間から、丸山芳末さんが遺体で発見された。 また、岡部繁さんが丸山さんを救助しようとしてガラスで足などに軽いけが、岡部さんの妻（49）が煙を吸って病院へ運ばれ、丸山さん方に用事があり向かっていた丸山さんの知人の燕市杣木、自営業土田三郎さん（68）が、付近の人と消火活動を行っているときに額にやけどの軽いけがで、3人がけがをした。 丸山さんは妻と2人家族だが、出火当時、妻は犬の散歩に出かけており、家には丸山さん1人だった。丸山さんは身体が不自由で寝たきりだった。燕署では、出火原因などについては捜査している。 この火災で燕市のことしに入っての火災発生件数は14件になり、昨年同日の16件より2件少ないが、火災による死者は1月1人、2月1人とこの火災で合わせて3人で、死者のなかった昨年に比べ3人増となった。燕市消防本部では、28日から1月3日まで年末年始の特別警戒を行うところで、火の取扱いには十分な注意をと呼びかけている。 |
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