穏やかな二年参りで2004年迎える

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県央地域の二年参りは穏やかな陽気に恵まれ、各地の神社や寺は心新たに新年を迎える参拝客でにぎわった。

参拝客でにぎわった燕・戸隠神社の二年参り

燕市内で最も二年参りでにぎわう戸隠神社（星野和彦宮司）＝宮町＝は大みそかの31日、2004年が近づくにつれて参拝者が増え、午前0時前には数百人の参拝者で境内は込み合った。

参拝者に向かって白幣を振ってはらい清める星野宮司

曇り空で風はほとんどなく、過ごしやすい年越し。参拝者は拝殿に特設の白布を敷いた大きなさい銭箱に小銭を投げ入れ、新年への願いを託し、お守りや縁起物のくま手や破魔矢を買い求めていた。

午前0時、新年を迎えると同時に星野宮司は拝殿から境内の参拝者に向かって白幣を振ってはらい清めると、参拝者はあちこちで「明けましておめでとうございます」と新年のあいさつ。近くの寺からはかすかに除夜の鐘が響いていた。

昨年の元旦は好天に恵まれ、珍しく初日の出を拝むことができたが、ことしはちょうど日が昇る方角に厚い雲がかかって初日の出はお預けだったが、まずまずの穏やかな一年のスタートだった。