|
5日遅れで燕市の消防出初め式(2004.1.11)
|
|
燕市消防本部(小野塚栄治郎消防長)は11日、平成16年消防出初め式を行い、一斉放水やパレードを行ってことし1年の管内の無火災、無災害を願った。
|
燕市平成16年消防出初め式の一斉放水訓練
|
毎年、全国的に出初め式が行われる6日にあわせて行っていたが、昨年末の燕市長選挙や9日まで定例会が開かれていたこともあって、ことしは5日遅れで行った。
|
規律正しく訓辞を聞く職員
|
署員や消防団幹部ら合わせて78人が参加。午後2時から同消防本部で統監の高橋甚一燕市長、小野塚消防長が訓辞を行い、2時半から燕橋下手の秋葉町堤防で一斉放水訓練、3時から目抜き通りで防火パレードを行った。
一斉放水訓練では、はしご車やポンプ車など計6台が参加し、中ノ口川左岸から川に向かって放水し、水柱のアーチをかけた。2時半で気温1.8度(燕市消防本部観測)の厳しい冷え込みにもかかわらず、子ども連れなど市民50人余りが見学し、署員のきびきびした訓練や中ノ口川左岸から川にアーチをかける水柱を見詰めていた。
|
燕市の目抜き通りを防火パレード
|
高橋市長は訓辞で昨年の火災発生状況を説明した。昨年、火災発生は14件で前年を2件下回ったものの、死者が3人を数えた。なかでも1月から2月にかけて1カ月足らずの間に5件の火災が発生、2人の死者が出るなど、最悪ともいえる年だった。
高橋市長は昼夜を問わない防火活動に感謝するとともに、市町村合併によるより大きな消防力をもつ広域消防への道がいったん閉ざされたとはいえ、「燕の保有する機器を駆使しながら、防災や火災に強い町づくりを皆さんとともにいっしょになって目指したい」と述べた。
この日の前日10日も燕市内で住宅1棟が全焼する火災が発生しており、無火災、無災害を願う職員の気持ちは一段と強かったようだ。
|