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燕と吉田が両市町の合併検討懇談会設置を承認spacer(2004.1.21)

合併協議を進める燕市と吉田町は21日、それぞれの合併調査の特別委員会で、両議会と行政の代表者が合併協議の意見交換を行う燕市・吉田町合併検討懇談会(仮称)の設置を承認し、合併のタイムスケジュール案を示した。

21日、燕市で開かれた合併調査の特別委員会

21日、燕市で開かれた合併調査の特別委員会

燕市では午前9時半から開かれた燕市議会・合併問題調査特別委員会(星野義則委員長)で協議した。高橋甚一燕市長が吉田町の合併協議懇談会設置へ向かった経緯などを説明、「限られた時間のなかで議会と行政が一体となって両市町の合併に向け頑張ってまいる所存」と理解と協力を求めた。

合併協議に至った経緯を説明する高橋燕市長

合併協議に至った経緯を説明する高橋燕市長

議題は「燕市・吉田町合併検討合併懇談会の設置について」と「燕市・吉田町合併タイムスケジュール(案)」。懇談会は両市町の合併についての意見交換と共通認識の形成、正式な合併協議(任意合併協議会設立)の進め方などを話し合う。委員構成は合計18人以内で、議会7人以内、行政は首長助役など2人以内。

スケジュール案は、2月に任意協関連予算を議決、3月に任意協議会、11月に法定協議会を設置。広報などによる住民への情報提供のほか、10月に新市将来都市構想概要版を配布して住民懇談会を開き、来年1月に新市建設計画概要版を配布、同2月に住民懇談会を開く。吉田町はことし10月に住民意向調査を行うとした。

質疑では懇談会設置に反対はなかったが、阿部健二委員が燕市は住民意向調査を行う考えを質問、高橋市長は「しないと言っているわけではなく、特別委員会と相談のうえでするべきであればする」と答えた。

また、斉藤紀美江委員は、県央東部の合併が否決された大きな原因は生活に密着したガス水道料や保育料の部分が理解されなかったからとして、生活に密着した情報を提供しなければ「市民の理解は得られないのでは」。

また、大山治郎委員は「期限があると言われるなかで吉田と合併してどういう町づくりをするのか、内容が見えてこない」、本多了一委員は「すべての懇談会を市民に公開すべき」などとそれぞれ意見した。

吉田町でも午前10時から開かれた合併調査検討特別委員会で同様に懇談会設置を説明、了承を得た。質疑では委員から、時間的に厳しいスケジュールに対してや情報提供を求めるなどの意見や燕市長の合併の方針などに対する質問もあったようだ。

両委員会で了承を得た、燕市と吉田町は今後、早急に日程と会場を調整して第1回の懇談会を開く。燕市・吉田町合併検討懇談会の議会構成委員は次の通り。

【燕市】▲赤塚功議長、大岩勉副議長、星野義則、田野隆夫、斉藤紀美江、本多了一、大関富雄

【吉田町】▲赤川清議長、幸田元良副議長、金子正子、竹野健吾、堀田平生、白倉賢一、玉木丈一