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燕市議会が分水町への合併参加要請を了承(2004.2.2) |
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燕市議会は2日午前9時半から市役所で議員懇談会を開き、1月29日に開かれた燕市・吉田町合併検討懇談会の内容を報告した。そのなかで泉光一吉田町長が分水町にも合併協議への参加要請を提案したことについては、合併のスケジュールは遅らせないことを前提に分水町の参加要請を了承した。
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2日開かれた燕市議会・議員協議会
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懇談会にはタナカキン、田野隆夫の両市議を除く市議18人と高橋甚一市長、中野邦雄助役、担当課長らが出席し、五十嵐企画調整課長から非公開で開かれた合併検討懇談会の内容を報告した。
合併検討懇談会で泉町長は、昭和29年の吉田町の合併で分水町との境界が入り組み、住民や町議がその問題の解消を求めていることなどを理由に分水町からも燕、吉田の合併に加わってほしい考えを明らかにした。また、吉田町の委員からも分水町を含む合併なら吉田町民も、もろ手を挙げて賛成すると後押しする発言があったことなどを報告した。
この日の議員懇談会では、大半の市議は分水町の参加を了承。ただ、大前提として特例法の財政支援措置が受けられる期限内の合併を目指すとした。
市議からは「分水町が入ったことで遅れがある場合はご遠慮いただく」、「大勢集まるとメリットもあるがデメリットもある」、「何があっても燕と吉田は一緒にという共通認識が必要」など、分水町を加えた枠組みの変更によりスケジュールの遅れや合併そのものの破綻の可能性を心配する声が目立った。
また、第1回目の先の燕、吉田の懇談会を非公開としたことにも意見が相次いだ。「特別委員会でもこれから、より多くの市民に情報を提供すると出発したはず」という意見に中野邦雄助役は懇談会の前日に事前協議したとし、「分水側に対して話しもしていないし、来ていないなかで、分水という話しを出すのは失礼に当たる」といきさつを説明、配慮の不足はわびた。
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