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加茂の蔵元、マスカガミが期間限定生原酒発売(2004.2.7) |
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蔵元の加茂市若宮町1、(株)マスカガミ(中野惣太郎社長)は2日、しぼりたての生原酒「にごろさ」と「しぼりたて」の2銘柄を期間限定で発売した。
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マスカガミが期間限定発売した生原酒「にごろさ」
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2銘柄とも中身は同じで、正月明けに仕込んで今の時期からしぼり始める新酒の生原酒。アルコール度19度以上20度未満、720ml入り1,200円で、4月末まで販売する。
銘柄の違いはラベルで、「にごろさ」は同店の屋号(仁五郎さ)にちなむ。地元では地域に親しまれた名前をと、加茂市と田上町の酒店だけの限定発売。白地のラベルで紺色の丸の中に「にごろさ」とあり、その上に「早春しぼり」とあるラベルも付く。
「しぼりたて」はそれ以外の地域で販売し、明るい緑のラベルに「しぼりたて」とある。
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右の緑のラベルは「しぼりたて」
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一般の清酒は熱殺菌するが、生原酒は加熱処理をせず、しぼりたての新鮮な香りとまろやかな味わいが持ち味。適度に残る発酵ガスにより、口に含むとわずかにぴりっとした感覚がある。ただし、熱処理をしていないので冷蔵保存が必要だ。
同社は一昨年から生原酒を限定発売している。工場見学で新酒を試飲した人から「あの味が忘れられない」と商品化を求められて実現した。
生原酒は冷やで飲み、日本酒が苦手な人にも飲みやすいと中野壽夫同社専務。「旬の酒をたくさんの人に味わってほしい」と話している。
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