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下田そば塾がそば打ち体験会(2004.2.16) |
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下田村のソバの生産者でつくる下田そば塾(石月勇塾長)は15日、下田村庭月、下田村交流促進センターでそば打ちの体験会を開き、11人が下田産そば粉を使った手打ちそばづくりに挑戦した。
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15日開かれた下田そば塾のそば打ち体験会
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下田そば塾は、古くから下田村の家庭で行われているそば打ちの伝統を伝えようと昨年12月、JAにいがた南蒲そば部会の有志で発足。そば打ち歴40年以上の下田村滝谷、石月勇さん(73)が部会長で指導者を務める。
農閑期にあわせてこの冬、12月から2月まで3回の体験会を開き、この日が最終回。同塾の4人と初めてそばを打つ下田村、見附市、田上町の受講者11人が参加した。
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自分で打ったそばを試食
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下田産のそば粉とつなぎのフノリ、ヤマゴボウの葉を木鉢で混ぜ、水を加えて手のひらでこねて丸い玉にまとめた。延ばしと切る作業は初心者には難しいので受講者の多くは手動の機械を使い、希望者だけ手作業で行った。
石月塾長は柔らかい手つきでこね、手早く丸い形にまとめて見せたが、受講者は頭ではわかっていても体が思うように動かせず、「これは重労働だ」と額に汗して真剣な顔つき。延ばしたそばをこま板と呼ぶ道具に沿わせて麺切り包丁で切ると、麺がだんだん太くなったり、斜めになったりと苦戦していた。
それでも、できあがったそばの試食では「ちゃんと、つながってる」、「できあがりが心配だったけど楽しかった」と自分の手で打ったそばにをすすって大満足だった。
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