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(株)タダフサがこだわりのそば切り包丁シリーズを受注生産(2004.2.23) |
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刃物メーカーの三条市東本成寺、(株)タダフサ(曽根忠一郎社長)は、3月から受注生産のこだわりのそば切包丁「蕎心子(きょうしんし)シリーズ」を発売する。
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刃や柄の仕上げに粋を凝らせた(株)タダフサのそば切り包丁「蕎心子シリーズ」
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青紙鋼を材料に完全手打ち鍛造、手仕上げ、手研ぎで一品一品、手作業で作る。3枚合わせの鋼材のもろ刃を片刃鍛造で片刃に仕上げる。仕上げ方や柄の違いで6、7アイテムをそろえる。
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蕎心子シリーズの蕎心子黒打ち
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仕上げは、研ぐ前の鋼の黒い部分を残した黒打、磨き仕上げ、多層の模様が美しい積層材黒打や積層材鏡面、鏡のような鏡面仕上げなどから選べる。
柄は木柄で、手になじむ形状と包丁を持ったときのバランスを考えた。さらにウルシ系塗料のカシューを何層も塗り重ねて重厚さと光沢を兼ね備え、機能とデザインの両立にこだわった。麺切包丁は刃の上に柄があって研ぎにくいため、研ぐときに2つのねじをはずすだけで簡単に柄を取りはずせるタイプもある。
包丁のサイズは長さ330mm、幅130mmで、重さは720gから730gていどだが、柄も鋼でできている共柄の紐(ひも)巻きだけ約1150g。重さもオーダーできる。小売価格は65,000円から。
蕎心子シリーズの開発にあたって曽根友二取締役は、県外へも出向いてそば打ちの職人に話を聞き、柄の塗りや重量のバランスに試行錯誤を繰り返したと言う。
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包丁のタダフサ
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