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寺泊町の合併協議参加の賛否で燕市議会の結論出ず(2004.3.2) |
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2日午後4時から開かれた燕市議会の合併調査特別委員会で、燕、吉田、分水の3市町で8日に設立する合併の任意協議会に寺泊町が参加を申し入れていることをめぐって委員の意見は割れ、寺泊町参加の賛否は結論が出なかった。
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寺泊町の合併協議参加をめぐって結論が出なかった2日の燕市議会合併特別委員会
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寺泊町の参加に賛成の意見は、今から4市町で合併協議を進めても合併特例法の期限に間に合うことや、より大きな合併のメリットなどを理由に、燕市がリーダーシップをとって参加をよく検討してほしいなどがあった。
逆に反対意見の多くは、寺泊町の参加で3市町の合併がこじれる可能性を心配し、厳しい時間的制約も指摘。さらに吉田町が寺泊町などとの合併協議から脱退した経緯や、分水町が寺泊町に呼びかけずに燕、吉田との合併に向かったのは吉田町の同意が得られないと考えたのではないかという見方も出た。
任意協議会での協議に結論を委ねるという意見も多く、星野義則委員長は「大原則は3つの市町がなんとしても特例法の期限内にやるんだということ。燕はどうだと結論は出さず、貴重な意見と受け止めて今後、任意協に向けて入りたい」とした。
高橋甚一市長も「とにかく8日に向かって(3市町の任意協を)真剣に立ち上げることに一生懸命になっている。それ以上のコメントは差し控えたい」と寺泊の対応について明言を避けた。
同じ日に開かれた吉田町議会の合併調査検討特別委員会では、やはり時間的な制約からまずは寺泊町を除く3市町で合併協議を進めるべきという意見が大勢を占め、裁決の結果、圧倒的多数であくまでも3市町の枠組みで進める議会の意思を決めている。
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