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燕小池小児童のおう吐や下痢の集団発生は収束へ(2004.3.12) |
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11日におう吐や下痢で全校児童の2割に当たる78人が欠席した燕市立小池小学校(河合保夫校長)は翌12日、児童の症状は改善に向かっていると燕市教育委員会に報告した。
12日の欠席は、学年閉鎖の5、6年生を除いて25人。欠席者は10人ほど入れ替わりはあったが、前日の29人から4人減った。
5、6年生と欠席児童には家庭訪問や電話で症状を確認したが、症状が続いている児童もいるものの悪化している児童はいないようで、河合校長は「回復に向かっているようだ」と話している。
11日に欠席した児童には検便を行い、巻健康保険事務所に提出した。検査結果は14日に出る予定。
給食による食中毒の可能性を否定できなかったため、巻健康福祉事務所の指導で11、12の2日間は給食を自粛した。しかし、同じ給食を食べたほかの学校では発症しておらず、給食が原因とは考えにくいとの連絡を同事務所から受けたことから休み明けの15日から給食を再開する。
また、県生活衛生課食品衛生係によると、11日から貯水槽や残留塩素などの調査を行っていた水についても、異常は認められず問題はなかったとしている。
ただ、原因について学校や保育園で集団発生することがあるノロウイルス(SRSV・小型球形ウイルス)の可能性が疑われる。生カキが関係していると考えられ、主に冬季に胃腸炎などを引き起こすウイルスで、ヒトの小腸粘膜で増殖二次感染されるともされている。
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