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八王寺の白藤のフジ棚を保存会が修理(2004.3.16) |
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燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺(松島義弘住職)では16日、同寺境内にある県の天然記念物「八王寺の白藤」のフジ棚の修理を行った。
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八王寺の白藤のフジ棚を修理する八王寺大白藤保存会会員
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「八王寺の白藤」は樹齢約350年、幹回りは7m、そこから東西50m、南北30mの棚に枝を広げる。毎年、5月中旬に満開となり、白い花を滝のように棚から垂らし、訪れた人を楽しませる。
見事な花を咲かせるには、それだけの手間がかかる。開花に向けてフジ棚の修理からケムシなどの予防、肥料やり、せん定。花が終われば散ったら花の始末、来年の花付きをよくするために早めに実をもぎ取り、秋には落ち葉の掃除と、春から秋まで続く。
管理しているのは地元の八王寺大白藤保存会(大原耕作会長)だ。いわば仕事始めのこの日は、会員7人で作業した。フジ棚の上には10m余りのタケを7、80cm間隔で渡してあり、3年ていどで順番に交換する。ことしは20本余りを入れ替えた。
会員は「勉強しないで、ここで遊んでたもんばっか」と、小さいころから親しんできた白藤をことしもきれいに咲かせようと作業に励んでいた。
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