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電柱にカラスの巣を見つけたら一報を(2004.3.24) |
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東北電力(株)三条営業所では、カラスの営巣による停電を防ぐため、電柱に巣を見つけたら連絡をと呼びかけている。
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電柱の上にできたカラスの巣
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カラスは3月から7月が繁殖期で、ふだんは集団行動しているが、春先からペアとなって巣作りを始める。巣作りの場所としてえさ場の距離や敵の攻撃を察知しやすい見晴らしのよさ、縄張りなどの条件から好適地を選び、回りにに立木の少ない住宅地や田んぼでは電柱が格好のターゲットだ。
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カラスが巣の材料にしたハンガー
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営巣の材料は枯れ枝が中心だが、最近はクリーニング用の金属製ハンガーも使われており、電気設備の充電部に接触すれば停電事故につながる可能性がある。 こうした事故を防ごうと、同営業所では電柱に営巣防止機材を取り付けるなどしているが、カラスはわずかなスペースを見つけて巣作りを行うため、対策の決め手にはなっていない。
同営業所管内で1シーズンに300カ所ほどの営巣が発見される。見つけたらすぐに撤去するが、数日後に再び巣作りされることもあり、カラスとのいたちごっこ。同営業所では、繁殖期中は設備パトロールを強化するとともに「電柱にカラスの巣を見つけたら一報を」と協力を呼びかけている。巣をみつけたら同営業所(電話:0256-32-1411)へ。
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