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三条市消防団の棚橋南分団長に消防庁長官表彰(2004.3.24) |
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三条市消防団南分団の棚橋繁分団長(60)=三条市南四日町1=は24日、県庁で行われた消防庁長官定例表彰の伝達式で、永年勤続功労章の伝達を受けた。
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消防庁長官表彰の永年勤続功労章を受けた三条市消防団・南分団長の棚橋繁分団長
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伝達式では、林省吾消防庁長官名の章記(表彰状)と徽章(記章)を受け、その足で三条地域消防本部を訪れて受章を報告した。
棚橋さんは菓子製造業を自営し、昭和45年2月に入団。班長、部長、副分団長を務め、平成13年4月から分団長に就き、消防団歴は34年余りになる。
昭和59年4月3日明け方、南四日町地内の木造アパートより出火し16棟が全半焼した大火での消火活動、平成14年8月の新潟県消防大会で同分団を上位入賞に導くなど、長年の功績が認められた。
棚橋さんは「やっててよかった」と団員や消防関係者の協力に感謝する一方、家族の支えがあったからこそ続けられたことで、平成13年5月に58歳で亡くなった妻の文枝さんと二人三脚で職務を全うしようと務めてきた。
火災が発生すると現場への出動を急ぐ棚橋さんに代わって文枝さんが団員への連絡を引き受け、昭和58年に班長に就いてからは集まる団員を快く迎えるなど、棚橋さんをいわば後方支援した。棚橋さんは「帰ったら仏壇に報告する」と夫婦での受章と受け止めている。
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