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三条市スポーツ振興審議会で総合型スポーツクラブを検討(2004.3.24) |
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三条市スポーツ振興審議会(細井英治会長・10人)は、23日午後2時から三条市体育文化センターで平成15年度第2回の会議を開き、16年度から18年度に各中学校区に創設したいとする総合型地域スポーツクラブについて審議した。
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23日開かれた三条市スポーツ振興審議会の第2回会議
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総合型地域スポーツクラブは、地域の人が主体となって運営するクラブ。地元の小中学校の体育館などを利用してたくさんの種目をそろえ、子どもからお年寄り、初心者から競技者までと、幅広い年齢や興味、関心、技術レベルに対応した活動を行う。
平成12年に文部科学省が定めたスポーツ振興基本計画の生涯スポーツ社会の実現に向けた施策のひとつで、県内では、すでに豊栄市や新井市、分水町などが創設している。 同審議会では1回目の会議から総合型地域スポーツクラブについて審議し、この日は2回目。委員10人と三条市教育委員会教育長や社会体育課長など合わせて16人が出席した。 三条市の少年スポーツ、学校スポーツ、一般スポーツ、地域コミュニティーの現状と問題点を説明し、それらの解決策のひとつして総合型地域スポーツクラブの必要性や構想案の具体的なビジョンを示し、委員に意見を求めた。 委員からは、ビジョンを評価しながらも人的資源が欠かせないことから実現は難しいとする見方もある一方、実現に向けた具体論もあった。指定地区や強化地区を設けて段階的に進める、スポーツ少年団育成のノウハウを参考にする、できることから始めて浸透させてゆくなど、前向きな発言も目立った。
来年度は各中学校区のスポーツ団体や年代別の構成比などの資料を提供し、5月に開く平成16年度第1回審議会でさらに検討する。
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