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青年海外協力隊で海外派遣される三条市の2人が市長表敬訪問(2004.3.29) |
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4月から青年海外協力隊隊員としてメキシコへ派遣される三条市直江町1、川崎綾子さん(27)とシニア海外ボランティアシニア隊員としてラオスへ派遣される三条市条南町、大橋重男さん(50)の2人は29日、高橋一夫三条市長を表敬訪問した。
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三条市長を表敬訪問した青年海外協力隊員として海外派遣される川崎さんと大橋さん
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2人は青年海外協力隊の紺のブレザーを着て午前10時に市役所を訪れた。それぞれ2年間、配属になる国のことや現地での活動などを話すと高橋市長は「大変な仕事ですが、楽しみながら、現地の人のために頑張ってきてください。体調を崩さないように気をつけて」と気遣った。
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メキシコへ派遣される川崎さん
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川崎さんはメキシコシティーからバスで7時間ほどのタントユカ市役所に配属され、畜産品の質や生産性の向上のために協力。土壌に適合する牧草栽培、牛の飼料の作製、貯蔵などの活動を行う。川崎さんは北里大学獣医畜産学部畜産学科卒業後、米・ウイスコンシン州の酪農家で1年間の研修、北海道中標津町の牧場で9カ月実習するなど、「今まで培った知識や技術を活かすことで人の役に立ちたい」と志願した。
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ラオスへ派遣される大橋さん
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大橋さんはラオスの首都ビエンチャン市の公共事業省首都、ビエンチャン市水道局漏水防止課に配属され、水道の漏水調査指導やプロジェクトの研修講師として活動する。大橋さんは、昭和43年に三条工業機械科を卒業、三条市水道局に勤務し、平成9年から三条地域水道用水供給企業団で工務次長を務める。以前から海外ボランティアでの活動を希望しており、平成15年3月に退職。「開発途上国では慢性的な水不足を生じており、それを解消してあげたい。そして相手に喜ばれたい」と志望した。
大橋さんの「シニア海外ボランティア」は、政府間ベースの国際約束に基づいて実施される政府開発援助の一翼を担う事業で、相手国の人材育成を通じて国造りを支援する技術協力の一環。川崎さんは4月8日に、大橋さんは4月1日にそれぞれ出発する。
■関連リンク
JICAボランティア青年海外協力隊
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