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燕郵便局で子どもを犯罪から守る「こども110番協力車」出発式spacer(2004.3.30)

燕郵便局(星野正文局長)は、子どもたちを犯罪から守ろうと同郵便局の集配車両すべてを「こども110番協力車」とし、30日午前8時40分から同郵便局駐車場でその出発式を行った。

30日、燕郵便局で行われた「こども110番協力車」の出発式

30日、燕郵便局で行われた「こども110番協力車」の出発式

毎日のように市内をくまなく回る集配車を110番協力車とし、業務中に不審者を発見したら警察へ連絡したり、子どもの保護をしたりし、子どもたちを見守る地域の目を増やすことで犯罪防止と安全の確保に協力するというもの。

「こども110番協力車」に張ったステッカー

「こども110番協力車」に張ったステッカー

同郵便局の赤い集配車のバイク約30台と車両4台すべてに県警のマスコットひかるくんとひかりちゃんのイラストと郵便のマーク、「こども110番協力車安全パトロール実施中」の文字のある黄色のステッカーを張った。

子どもたちを悪化する犯罪から守るには、家庭や学校の努力だけでは不十分と、燕市教育委員会と燕市PTA連合会が協力を求めて実現した。県内ではほかに上越市や新発田市の郵便局も行っている。

出発式には、局員はじめ燕中学生徒、燕西小学校児童、市教育委員会、来賓など約45人が出席。あいさつで高橋甚一市長は「将来を担う子どもたちの安全確保のため、協力をよろしくお願いします」と求め、細海徳二燕署長は「地域に精通し、すみずみまで活動している郵便局の皆さんに協力していただけるのは、大変心強い」と効果に期待した。

児童代表で燕西小学校5年生田中彩奈さんは「お仕事も大変でしょうが、どうぞよろしくお願いします」と話し、同郵便局の大沢一樹さんは「子どもたちの安全確保に努めること、危害を未然防止することを誓います」と誓いの言葉を述べると、ファンファーレと拍手が響くなか、集配車は新たに110番協力車の役割を担っての初仕事に出発した。