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春の火災予防運動で三条地域消防は査察や防火広報(2004.4.1) |
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1日から7日まで県内一斉の春の火災予防運動にあわせて三条地域消防本部(堀内俊夫消防長)では、管内で防火査察や防火広報を行って火災予防を呼びかける。
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春の新潟県火災予防運動のポスター
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火災予防運動は春と秋の年2回。春は空気が乾燥して風の強い日が多く、火災が多発しやすく、全国の春の火災予防運動は3月1日からだが、本県では積雪もあって1カ月遅れで行っている。今回の運動の統一標語は「その油断 火から炎へ 災いへ」。
運動にあわせて三条地域消防本部では、管内で不特定多数の人が出入りする建物172棟と一人暮らし老人世帯96世帯の防火査察を行う。また、運動のポスターなどを事務所に配布、幼年消防クラブの園児に火の用心のはっぴを来て通園してもらい、防火を呼びかける。 また、昨年9月に三条市北四日町地内で住宅など2棟全焼、3棟部分焼した火災が発生した後、毎日、消防車両で防火広報を行っているが、運動期間中はさらに強化。管内6所署でローテーションを組んで朝、昼、晩の3回、巡回場所も増やして広報する。 三条市内では3月28日にたき火などでの枯れ草火災が3件、翌29日に栄町で蔵が全焼する火事が起きている。これからますます空気が乾燥して火災が発生しやすい条件がそろってくるため、火に対する注意を怠らないよう呼びかけている。
昨年は、運動期間中に火災はなかったが、4月中に三条市で4件、下田村で2件、計6件の火災が起きている。うち、建物火災が1件で、5件は枯れ草や林野火災だった。
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