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(株)本宏製作所が三条市に刺股30本寄付spacer(2004.4.2)

吉田町法花堂、金属製品製造業(株)本宏製作所(本間正護社長)は2日、学校などの不審者の対応に役立ててほしいと同社の防犯用具、刺股(さすまた)「用心棒」30本を三条市に寄付した。

キャプション

高橋三条市長(右)に刺股を手渡す本宏製作所の横山相談役(左)

午前10時に横山哲男相談役と第二営業部田中洋介さんの2人が三条市役所を訪れ、高橋一夫三条市長に刺股を手渡した。三条市内の22小中学校と三条市立南幼稚園にそれぞれ設置する。

刺股は、江戸時代、犯人捕獲用に使われた防犯用具で、長い棒の先に付いたU字型の部分で不審者を壁や床などに押さえ込むことができる。2001年の大阪・池田小学校の児童殺傷事件のあと全国で校内への設置が進んでおり、同社ではこの事件をきっかけに、ホームセンターから依頼があり数年前から製造している。

「用心棒」は、アルミ製で重さ0.88kg、長さ194cm。主にホームセンターなどで販売しており、この3月の出荷は約2000本、4月は3000本を見込んでいる。

東京では児童の登校時に保護者が刺股を持って引率する小学校もあるとの説明に高橋市長は「大変な時代になったね」と話し、横山相談役は「物騒な世の中で、子どもたちを守るために地域社会の役に立てればありがたいです」と話していた。

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