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三条まつりの大名行列を支える三条若衆会が30周年記念式典(2004.4.3) |
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三条祭り若衆会(小林定良会長)は2日、三条市・ハミングプラザVIPで30周年記念式典を行い、同会発足から30年の節目を祝い、歴代会員の功績を振り返って今後の発展を願った。
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2日行われた三条祭り若衆会30周年記念式典
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三条祭り若衆会は、三条まつりでのなかで毎年5月15日に三条市・八幡宮の春季大祭で行われる名物行事、三条まつりの大名行列の人員確保や行列の組み立てを行い、その伝統を次代へ継承している。
高度成長期の後半、それまで祭りに参加していた地域の氏子や一般参加者が不足するようになった。人手不足を補うため、参加を依頼してきた職業訓練校の生徒が昭和48年を最後に参加をやめ、このままでは大名行列を続けられないと、翌49年に当時の三条青年会議所が同会を発足させた。
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あいさつする小林定良三条祭り若衆会会長
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三条青年会議所会員が白丁の役を務め、翌50年から地元団体の三条エコノミークラブ、三条TMクラブも参加。構成団体の一つの健青会は発足前から行列に参加していた。 式典には藤崎重康八幡宮宮司、祭典委員会、関係諸団体、若衆会歴代会長や役員など58人が出席。高橋会長は、ことしの春季大祭を最後に今の八幡宮拝殿は立て替えでなくなることから、「百数十年に一度という、この最後の年に私たちがお祭りにかかわらせていただくこと光栄に思う。また、子どものころからなじみのあるお祭りに若衆会の一員として参加でき誇りに思うとともに、時代を担う子どもたちへの継承を今後とも努めていきたい」と決意を述べた。 来賓祝辞では、同会発足当時の三条青年会議所副理事長だった渡辺勝利三条商工会議所会頭は「キリスト教の祭りは曜日固定の祭りもある」、馬場信彦三条祭り祭典委員会委員長は、少子高齢化に伴う氏子や担い手の減少、開催日固定による世間の休日とのずれ、市民の三条祭りへの認識の浅さなどをあげ「一つ一つの課題を考えていかねばならない」と課題をあげる声が目立った。 ほかに第17代から21代の歴代会長を表彰、関係者5人を特別表彰した。特別表彰の被表彰者は次の通り。敬称略。
▲阿部涼子(旧おりづる会会長)▲江部幸三(一般参加若衆会功労者)▲渡辺勝利(三条商工会議所会頭)▲古沢富雄(同参与)▲小浦方宣郷
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