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5日夜、古寺正晴燕市議が入院先で死去(2004.4.6) |
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燕市議会議員の農業古寺正晴さん=燕市水道町2=が5日午後9時7分、入院先の病院で亡くなった。68歳だった。
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昨年9月9日、燕市議会定例会のトップバッターで一般質問に立った古寺正晴さん
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通夜は8日午後7時から、葬儀は9日午前10時半から、出棺は11時半で、会場はいずれも燕市杣木、セレモニーホール飛燕。喪主は長男の正さん(38)。
古寺さんは肝門部胆管がんのため、昨年9月に燕労災病院に入院、検査後、手術を行って11月30日に一度は退院したが、病状が悪化してことし3月4日に再入院。それから1カ月で親族に見守られて病床で息を引き取った。
古寺さんは燕中学校卒業で、JA燕市で平成2年から2期、6年間、組合長を務め、続いて8年から専務理事を1期、3年間務めた。
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合併住民投票で昨年9月24日、「『三条との合併』反対に○をつけに行こう会」で記念写真に収まる古寺さん(前列いちばん右)
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昨年12月6日、燕市長選に伴う現市長の公選法違反を訴えた会見に同席した古寺さん(いちばん左)
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11年4月の燕市議選に初出馬で初当選し、15年4月の市議選でも再選され、市議在職約5年。議員活動は、3月2日の議員協議会と続いて開かれた合併調査特別委員会に出席したのが最後となった。
昨年の入院期間中も10月の合併住民投票、12月の燕市長選では、仮退院して三条方面との合併に反対、現市長の対立候補支持で応援した。
盆栽と書道が趣味だった。正さんの話では、筆を握ると一晩中、書き続けていることもあり、ひとつのことを思うと真っ直ぐに走ってゆくタイプだった。
「法定協議会ができるまでは頑張りたいと話していました」と正さん。燕市が吉田町、分水町と進めている合併の実現を見届けようと願っていたが、その夢はかなわなかった。
燕市議会では在職期間中の市議の死去に伴い、過去には次の議会を追悼議会として遺族に出席を案内し、議会初日に副議長が追悼演説を行っている。今回は6月定例会で大岩勉副議長が追悼演説を行うことになる。
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