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10、11日と三条緑花木センターで「30周年記念大売り出し」spacer(2004.4.10)

JAにいがた南蒲は10、11の2日間、三条市下保内・三条緑花木センターで植木まつり「30周年記念大売り出し」を開いており、同センター設立からちょうど30周年の節目を記念して今シーズン最初の売り出しを行っている。

10、11日と三条緑花木センターで開かれている植木まつり「30周年記念大売り出し」

10、11日と三条緑花木センターで開かれている植木まつり「30周年記念大売り出し」

同センターは県内最大規模の植木の常設展示場。植木産地の三条市保内地区で、造園業者に造園用具などを販売するため、昭和50年5月にオープン。正式にはことしで29年だが、49年に建設計画が始まったことから、ことしを30周年とした。

初日10日は、最高気温20.6度(三条地域消防本部観測)の汗ばむ陽気。午前9時半のオープンから家族連れなどが切れ目なく訪れた。

地元の37の造園、園芸業者が出店し、500円前後の花の苗から百数十万円の庭木まで、数千点を販売。来場者は各店の花木を見て回り、気に入った植木を探し、育て方や成長の具合、なかには生け垣を自分で作りたいと熱心に質問していた。

売れ筋は花の咲いているサクラ、ツバキ、モクレン、ツツジ、ヒメコブシ。最近は洋風の庭が多く、ブナなどの山の木も人気がある。加茂山公園に本県出身の演歌歌手、小林幸子の歌碑ができてから「小林幸子のユキツバキ」と指名買いもあるという。

さっそく初日から数十万円クラスのアカマツや定価150万円以上のゴヨウマツが売れた業者は「もちろん、30周年記念特価にしたよ」と幸先いい出足に笑顔だった。

30周年記念イベントとして11日は午前10時と午後2時の2回、植木オークションを行う。出店業者が提供する植木約100本を2回に分け、本物の競り人が登場して市場さながらの競りの雰囲気を味わいながら格安で競り落としてもらう。11日は午前9時半から午後5時まで。