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三条ECが(株)アルビレックス新潟社長の講演を聴く(2004.4.25) |
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三条エコノミークラブ(須藤昭会長・113会員)は、23日午後7時から三条商工会議所で4月例会を開き、池田弘(株)アルビレックス新潟代表取締役社長を講師に「株式会社アルビレックス新潟に学ぶマネージメント」がテーマの講演を会員50人が聴いた。
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23日開かれた三条エコノミークラブ例会で池田弘(株)アルビレックス新潟代表取締役社長を講師に聴講
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池田社長は昭和23年新潟市生まれ。サッカー・アルビレックス新潟の昨年のホームタジアムでの1試合平均観客数は、都会のチームをも上回るJリーグで最多の3万339人を数えた。スポーツ不毛の地といわれた新潟県で、これだけの盛り上がりを見せるアルビレックス新潟の背景や、設立のきっかけ、サポーターとの結びつきなどを話した。
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池田弘(株)アルビレックス新潟代表取締役社長
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池田社長は、昨年11月23日にサッカーのアルビレックス新潟がJ1昇格を決めた翌24日、朱鷺メッセで行ったサポーターの会の感謝祭で予想を超える来場から運営の問題にたくさんクレームが寄せられた失敗談から始めた。 アルビレックス新潟を設立する始まりは、ワールドカップを誘致するためにJ1を目指すチームがあることも条件のひとつだったこと。その実現のために市民サッカークラブがプロサッカークラブに変わった。 池田社長は、ロサンゼルスで観戦した米国ワールドカップのスウェーデン対ブラジル戦で、スタジアムの中も外も観客が楽しむ異空間と感じたと。「こんなイベントが来たら新潟も明るく変わると思った。よし、このイベントを新潟にもってこよう」と考えたと言う。 ほかにも厳しい財政状況や、地域に支えられるチームとするために全県下に後援会組織を頼んだことを話し、コアとなるサポーターと選手が一生ファミリーとして、個人としてつきあっていくとでこのビジネスは成り立つ持論を展開した。
当初は入場者確保のため、大量の無料チケットを発行したが、実売が着実に増えて今ではほぼ完売。来年は優勝争いができるようなチームにしたいと夢を膨らませていた。
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