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中国・鄂州市の訪日団が三条市長を表敬訪問(2004.4.30) |
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三条市の友好都市、中国湖北省鄂州市の謝松保(シェ・ソンパオ)市長を団長とする人民政府訪日代表団は28日、高橋一夫三条市長を表敬訪問し、懇談した。
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左から高橋三条市長、鄂州市の謝市長、謝市外事僑務局副局長、陳副秘書長
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代表団は、29日行われた三条市の市制70周年記念式典に出席のため、27日に来条。表敬訪問は謝市長と陳少俊(チン・シャオジュン)副秘書長、謝澤瓊(シェ・ゼチョン)市外事僑務局副局長、通訳の関西大学留学生の夏麗霞さんの4人で市役所を訪れ、三条市は高橋市長のほか、田中寿市議会議長ら7人と関係職員が同席した。
両市の交流は1991年、三条商工会議所中国産業経済視察団が「技術研修生派遣に関する協定書」の調印のため鄂州市を訪問したのが始まり。94年4月28日に友好都市提携協定書を調印してからこの日でちょうど10年になった。
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両国国旗を背に握手する謝鄂州市長と高橋三条市長
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鄂州市訪日団の来条は2年ぶり。昨年も訪日を検討したが、SARSの流行で見合わせた。謝市長の来条は今回が初めて。
高橋市長は中国語で自己紹介して代表団を歓迎。「友好都市提携10周年目の記念すべき日に皆さま方をお迎えできたこと、70周年記念式典へ出席をいただきお祝いしてもらえることは、両市の熱い友情と信頼に深い感慨を覚えます」と話し、より盛んな両市の交流に期待した。
謝市長は中国語で、「真心のこもったもてなしに感謝していることを三条市民にも伝えてほしい」と話した。また、10年間の経済、文化、研修生事業などの交流や、98年の水害で精神的、物質的な応援、昨年のSARS問題で心配してもらったことなど、三条市との友好は鄂州市の市民の心に刻み込まれたと話し、両市の「きょうだいのような友情が永遠に続くことを心を込めて祈る」と述べた。
三条市は、8月の青年海外派遣事業受け入れを要請するとともに、来年3月の合併に向けて作業していることを説明。高橋市長が合併後も鄂州市との変わらない交流を求めると、謝市長は「市民の間の交流と協力は長く続くように心から願う」と話し、新市誕生のときは祝福のために訪問する考えを示した。 三条市から鄂州市へ力士の博多人形を贈り、鄂州市から三条市と市議会へ三条市の市制70周年を祝う記念のプレートを贈って1時間ほどで懇談を終わった。
代表団は、このあと研修生受け入れ企業を訪問。29日は市制施行70周年記念式典に出席、本成寺や保内公園を見学。30日は県央地域地場産業振興センターを見学し、午後、新潟空港から帰路につく。
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