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三条まつりの三条屏風まつりを前に屏風講座(2004.5.9) |
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三条屏風まつりのボランティア参加を前にびょうぶの知識を学ぼうと、三条市生涯学習インストラクターの会(太田礼子会長・20会員)は7日、三条市丸井今井邸で屏風講座を開いた。
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7日、三条市丸井今井邸で開かれた屏風講座
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同会会員や市民、合わせて約30人が参加。講師は羽賀吉昭三条市立図書館館長で、「三条」の名称の起源が鎌倉時代初めにさかのぼる三条の歴史から始め、三条文人の画業にふれ、その草分けとされる五十嵐華亭や村山半牧らの軸を題材に手法や落款(らっかん)、びょうぶの種類など基礎知識を解説し、参加者はうなずいて熱心に聴き入っていた。
三条市で毎年5月半ばに開かれる三条まつりは、かつては目抜き通りの家が通りにびょうぶを飾るのが習わしで「屏風まつり」とも呼ばれた。昨年は三条屏風まつりが行われ、三条市丸井今井邸をはじめ市内15カ所にびょうぶをかざる形で復活した。
三条屏風まつりでは、作品を監視をボランティアが行い、三条市生涯学習インストラクターの会からもボランティアに参加した会員ががいた。しかし、びょうぶの知識がなく、来場者からの質問に答えられなかったという反省から、ことしも13日から17日まで開かれる三条屏風まつりを前に、少しでもびょうぶのことを知ることができればと、生涯学習ボランティア講座の一環として屏風講座を開いた。
会員の思いは「すばらしいお宝が身近にある三条のことをもっと知りたい。そして、たくさんの人に伝えたい」。太田会長は昨年の三条屏風まつりのボランティアを行っており、「世界が広がって楽しかった。興味のある人はぜひ参加してみては」とボランティア参加を呼びかけている。ボランティアの参加申し込みや問い合わせは、三条市丸井今井邸(電話:0256-32-3263)へ。
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