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三条市の地域通貨「らて」第2次本格流通スタート(2004.5.13) |
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三条市は1日から、三条の地域通貨「らて」の第2次本格流通をスタートし、協力店やボランティアの登録を呼びかけて「らて」の流通が広がることに期待している。
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三条市が第2次本格流通をスタートした地域通貨の「50らて」と「100らて」
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三条市は平成14年度に地域通貨「らて」の実験流通を始め、翌15年度に第1次本格流通を行い、今年度で3年目。第2次の流通期間は平成17年2月28日まで。市が発行し、NPO法人地域たすけあいネットワーク=三条市本町6=が運営する。
今回の地域通貨「らて」は、「50らて」と「100らて」の2種類を発行。千円札と同じサイズの縦7.5cm、横15cmで、表には「市制施行70周年三条が元気になるまちづくりの道具」などの文字と「50らて」は三条左衛門尉定明の図柄の三条名物六角凧の写真、「100らて」は黄緑色に三条まつり大名行列の天狗の写真をあしらった。 裏は日付、名前、ボランティアメッセージ・お店のPRやサービス内容を書き込む5人分の記入欄がある。第1次本格流通後のアンケートに答えた飲食店からのアイデアを採用し、店のPRや個人や団体からのイベント告知、ボランティア募集など、情報やメッセージを書き込む欄を新設し、「らて」を受け取った店のサービス券として配ったり、掲示板的な役割も果たすようにした。
第1次本格流通では、50、100、500らての3種の計17,133枚を発行し、「1らて」を1円に換算とすると1,086,750円相当になる。ボランティア登録者や寄付への返礼、市民団体主催事業や市主催事業への協力者などに発行した。
市地域振興課では、「らて」の今後の課題について、「価値を高めていくこと」と言う。これまでは「らて」が特定の店や個人に集まって循環しないことがあった。
日用品や食料品も「らて」で買える仕組みができれば、自然と「らて」の流通も広がるはずで、「らて」の使える協力店を増やし、市の施設利用料や講座の受講料にも使えるようにと考えている。現在、「らて」の使える協力店は約40店。
協力店やボランティアの登録をいつでも受け付けている。詳しくは、運営事務局のNPO法人地域たすけあいネットワーク(電話:0256-34-2141)か三条市地域振興課市民活動担当(電話:0256-34-5511)へ。
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