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燕・吉田・分水合併推進協の新庁舎審議始まるspacer(2004.5.31)

燕・吉田・分水合併推進協議会の新市の事務所・組織検討委員会(渡辺弘宣委員長)は、31日午前9時半から燕市役所で第3回会議を開き、新市の庁舎の設置などを審議した。

キャプション

31日開かれた燕・吉田・分水合併推進協議会の新市の事務所・組織検討委員会

委員13人全員が出席し、「新市の事務所の位置」と「事務所組織及び機構の取り扱い」の項目を審議した。

事務局から新市の庁舎設置の一般的な選択肢を説明。合併特例債を活用した10年以内の新庁舎建設、3市町の現庁舎の改修、新庁舎を建設しない、既存庁舎を活用をあげた。

さらに、既存庁舎の増築を仮定した3市町の現庁舎の状況を説明した。現庁舎の1階以上の増築については、吉田町は現庁舎の1階部分の基礎を独立して増築すれば2階と3階部分を合わせて約2400平方メートルの追加が可能だが、燕市と分水町の現庁舎では不可能。

また、現庁舎敷地内での500平方メートルていどの鉄筋コンクリート1階の新築か併設については、吉田町は可能、分水町は制約はあるが可能、燕市は可能だが不整形になることなどから現実的でないと説明した。

委員からは、財政面を考慮して建て増し、合併のシンボルとして将来的に建設するなど、さまざまな意見があった。新庁舎の建設や改修に関しての経費や事務所組織の合理化の進め方など資料が必要とすることから、継続審議とした。

事務局が作成した資料『現庁舎の増築等について』
項目 燕市 吉田町 分水町
建築年月日 昭和37年6月29日 昭和45年6月1日 昭和40年6月18日
階層(階建・本館) 地上4階・地下1階 地上3階 地上3階
敷地面積 本館6,296.23m2・分館336.39m2 10,351.62m2(他に、分館分室180.50m2 3,589.26m2
現在の庁舎に一層(一階)以上を追加(増築)することが可能か。 現庁舎の最上階へ更に一層(一階)を追加(増築)することは、昭和56年の建築基準法改正による新耐震設計により、不可能である。 現庁舎は、一階部分と三階部分により建築されている。この一階部分をそのまま増築することは、梁の強度や屋根の勾配があり不可能であるが基礎を独立して増築(二階部分床面積約1,200m2。必要に応じて、三階部分床面積約1,200m2。合わせると約2,400m2)することは可能である。 燕市と同じ
現在の庁舎の敷地内に500m2程度の建築物(鉄筋コンクリート・一階の新築若しくは併設は可能か。 延面積だけであれば500m2程度は可能であるが、かなり不整形になってしまう。さらに現庁舎の駐車場不足を加速させることとなり、現実的ではない。 現在駐車している職員の車は、庁舎近くの町有地の駐車場へ駐車することが可能であるため、新築若しくは併設は可能である。 老朽化した書庫(書庫兼用)の取壊しや駐車場の一部利用など、いくつかの制約はあるが新築若しくは併設は可能である。

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