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さんじょう鍛冶道場に県外中心の32人が参加、鍛冶の技学ぶspacer(2004.6.5)

三条市は5、6の2日間、市内で「さんじょう鍛冶道場1泊2日入門コース」を開いており、県外の人が中心の32人が参加し、三条の鍛冶職人から切り出し小刀作りをテーマに鍛冶職人の技を学んでいる。

5、6の2日間、開かれている鍛冶道場

5、6の2日間、開かれているさんじょう鍛冶道場

さんじょう鍛冶道場は、三条市近郊の受講者を対象にしたコースと県外の受講者を対象にした1泊2日コースがあり、1泊2日コースは、受講経験者が対象の初級と、初めての受講者用の入門コースの2コースがある。

各コースとも毎回、応募が定員を上回る人気で、今回の入門コースには40人余りの応募があり、小学生から70歳代まで、首都圏や遠くは京都や三重からの32人が参加している。

講師は地元の現役の鍛冶職人でつくる三条鍛冶集団(池田慶郎代表)。初日5日は開講式と「鉄と鋼について」のあと、市内で開かれている三条凧合戦を観戦。午後2時から三条鍛冶道場で作業工程を説明、実技を行った。

実技では、三条鍛冶集団の指導者が参加者2人に1人くらいの割合でサポートし、炉で真っ赤に熱した鋼を金づちで叩いて延ばす作業では、「この辺、たたいて」と手取り足取りで指導し、参加者は真剣な顔で取り組んでいた。

千葉県で金物屋を営む父親と参加した小学2年生の男の子は、「(小刀を)まだ使えないから、できあがったら宝物にしてとっておく」とにっこりだった。

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