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三条市一ノ木戸小学校で応急手当て講習会(2004.6.8) |
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三条市立一ノ木戸小学校(的山信義校長・児童776人)は、21日に始まる学校のプール指導を前に7日、同校で応急手当て講習会を開き、同校教職員43人は三条地域消防本部職員から人工を呼吸や心臓マッサージを習得した。
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7日、一ノ木戸小学校で開かれた応急手当て講習会
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同校は毎年、プール指導前に講習会を開いており、この日は三条地域消防本部の救急隊員2人を講師に応急手当ての必要性や方法、心肺蘇生法の実技などを行った。
心肺蘇生法は、おとなと子どもの2体の訓練用ダミー人形を使っての実技。訓練人形の肩をたたき、「A子さん、大丈夫?、大丈夫?」と呼びかけ、近くにいる教諭に119番を要請してから気道確保、呼吸の確認、人工呼吸、心臓マッサージを行った。 救急隊員は「心肺蘇生の基本は、とにかく勇気を出して、迷わずにやること。いざというときには、きょうの講習を思い出してください」と度胸を求めた。 教職員代表は「ダミー人形を目にすると恐ろしい事故もあると痛感する。そうならないために予防と、もし、そうなったときには勇気を持って対処していきたい」と気を引き締めていた。 三条地域消防本部では、さまざまな団体などの要請を受けて応急手当て講習会を開いている。水の事故に限らず、交通事故や食べ物がのどにつまった、人が急に倒れたなど、一刻を争う場面に遭遇し、応急手当を知っていたおかげで人命を救うことができることもあり、広く受講を呼びかけている。講習会の問い合わせは同本部(電話:0256-34-1111)へ。
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