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燕理容組合がことしも出張利用サービスの事業収入から25万円を燕市へspacer(2004.6.14)

燕市内の理容店が加盟する新潟県燕理容組合(田中幸雄理事長・64組合員)は14日、老人福祉に役立ててほしいと、ことしも燕市に25万円を寄付した。

左から新潟県燕理容組合の本多教育部長、田中理事長、そして高橋燕市長

左から新潟県燕理容組合の本多教育部長、田中理事長、そして高橋燕市長

午前9時半に田中理事長と本多信博教育部長の2人が市役所を訪れ、高橋甚一市長に善意を包んだのし袋を手渡した。

同組合は平成10年から組合員が福祉施設などへ出張理容サービスをするボランティアを行っており、その事業収入の一部を毎年、寄付をしている。

出張理容サービスは、組合員64人のうち希望する36人が理容店の休日に2人1組で燕市内の特別養護老人ホームやデイサービスセンターへ出向く。料金は通常の7割ていどと安く、社会に貢献するのが目的だ。

田中理事長は、施設のベッドでの作業はカットや顔そりに時間がかかることなどを話すとともに、「利用者は女性が7割で、ヘアカラーをしてほしいというおばあちゃんもいるが、設備がないためにできない」と施設設備の拡充に期待した。

また、県理容生活衛生同業組合など製作の『こども110番の店』のPRポスター数十枚も贈り、市内の幼稚園や小学校に張って理容店が『こども110番の店』であることを子どもたちに知らせておいてほしいと求めた。