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さんしん講演会でTVタックルの三宅久之さんが講演(2004.6.22) |
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三条信用金庫(杉野良介理事長)と同金庫の外郭団体、さんしん会は22日午後1時半から同金庫本店で第8回さんしん定例講演会を開き、テレビや新聞でおなじみの政治評論家、三宅久之さんを講師に「政局の行方〜参院選を睨(にら)んで」のテーマで聴いた。
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三宅久之さんを講師に迎えた第8回さんしん定例講演会は280人でぎっしり
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経済界の著名人などを講師に年2回、講演会を開いており、会場はさんしん会会員や経営者など約280人でいっぱいになり、三宅さんの歯に衣(きぬ)着せぬ物言いに時には大笑いしてたっぷり楽しんだ。
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講師の三宅久之さん
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三宅さんは昭和5年生まれで早稲田大学を卒業、毎日新聞社で政治記者として活躍し、退社すると政治評論家に。今はテレビ番組『ビートたけしのTVタックル』のレギュラーでおなじみだ。 三宅さんはダークスーツに赤いネクタイ、胸に同色のポケットチーフと、テレビのイメージよりもおしゃれでソフトな印象だったが、軽快な口調はテレビと変わらなかった。 何度か燕三条を訪れており、包丁セットを買って帰たったときは、奥さんに喜ばれたとあいさつ。田中角栄元首相の秘書だった早坂茂三氏が20日に亡くなったこともあり、早坂氏の思い出から話し始めた。
ロッキード事件で田中元首相に変わって矢面に立った早坂氏に「生き証人、角栄氏の語り部だった」、「態度がでかいと言えばでかいが、友人にとっては嫌みでなかった。非常に残念」と惜しんだ。
田中元首相が脳こうそくで入院し、医師がリハビリを勧め、早坂氏も同調したが、田中元首相はリハビリせずに帰宅したことを話した。その理由は田中元首相がだだをこねたと言われたが、女性問題などから娘の田中真紀子元外務大臣が連れ帰ったのが事実ではと、裏話も披露した。 また、参院選の行方を話したあと、小泉首相を「運の強い人」と言いつつ、今のような難しい時代には、いろいろ欠点はあっても運のいい人を立てるしかないとも。
ほかにも、参院選の新潟県内の情勢や経済、年金問題、少子高齢化など、タイムリーな話題を次々と繰り出す一方、『TVタックル』で共演する田島陽子元参院議員との意見の対立も話し、肩の凝らない政治論、経済論が参加者を引きつけていた。
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