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(財)内田エネルギー科学振興財団が72件、総額約4500万円の助成金交付spacer(2004.7.2)

エネルギー資源に関する科学技術の試験研究・普及などに対する助成事業を行っている(財)内田エネルギー科学振興財団(理事長・内田力(株)コロナ社長)は1日、三条市東新保、(株)コロナ本社で平成16年度の助成金交付式を行い、選考した県内の大学、団体、個人72件に総額44,900,000円を交付した。

1日行われた(財)内田エネルギー科学振興財団の平成16年度助成金交付式

1日行われた(財)内田エネルギー科学振興財団の平成16年度助成金交付式

同財団は新潟県のエネルギー資源に関する科学技術を向上させるため、公募による助成事業で新潟県の工業に寄与しようと平成6年に発足した。

助成は試験研究費、試験研究期間設置費等、科学技術知識普及事業費の3分野で公募しており、年々、認知度とともに応募も増えている。

今年度は、3月17日から4月20日まで公募し、前年比115%の92件の応募があり、助成要望総額は前年比150%の84,570,000円だった。

あいさつする財団理事長の内田(株)コロナ社長

あいさつする財団理事長の内田(株)コロナ社長

今年度は大学の法人化に伴う独自性発揮の流れからか、専門性の強いものが多く、(株)コロナのホームページに公募案内を掲載したこともあり、新規応募が増えたのが特徴。5月19日に選考委員会で審議し、3分野合わせて72件の助成を決めた。

県央地域の助成は、県央地域地場産業振興センターの「チタンの表面硬化技術の実用化に関する研究」など3件に総額110万円、新潟県立三条高等学校同窓会の「校舎移転新築に対する灯油式冷房の設置」500万円、三市南蒲地域理科教育センター運営協議会の「天体観測用スポッティングスコープの購入」85万円、星空ファクトリーの「小学生を対象とした身近な自然と科学のつながり教室事業」30万円など。

助成金交付式には、助成対象72件のうち58件の担当者が出席。内田理事長から一人ひとりに交付認定書を手渡した。内田理事長は「当財団の助成が、産業の活性化や暮らしに役立つ研究に生かされることを願い、さらに充実に努める所存です」とあいさつした。

来賓の小島陽長岡技術科学大学長は祝辞で、科学の普及の助成は少なく、長く続けてほしいと財団に求め、助成対象者には「きょうが研究の出発点として、さらに活躍されることを祈る」と激励した。

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