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三条市から青年海外協力隊員に派遣される2人が三条市長を表敬訪問(2004.7.6) |
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青年海外協力隊員としてタンザニアへ派遣される三条市曲渕3、星誠さん(27)とスリランカへ派遣される三条市東大崎2、小林明子さん(30)は6日、高橋一夫三条市長を表敬訪問した。
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左から青年海外協力隊員としてスリランカへ派遣される小林さん、タンザニアへ派遣される星さん、それと高橋三条市長
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2人は青年海外協力隊の紺のブレザーを着て午前9時に市役所を訪れ、それぞれ志望動機や現地での活動などについて話した。
海外に行くのが初めての小林さんは「スリランカではシンハラ語を使い、言葉が心配」と話すと、高橋市長は「包丁の研ぎ方を勉強して行きなさい。向こうに行って研いであげれば、言葉なんて関係なくコミュニケーションがとれる」とアドバイス。さらに「長い人生の中での2年間、楽しみながらいい勉強をしてきてください」と励ました。 星さんはタンザニアの地域開発女性児童省に配属され、人材養成のためのルンゲンバ地域開発訓練所で統計学などの講師をし、村落開発普及員として活動する。 星さんは県立三条高等学校、京都産業大学理学部物理学科を卒業し、獨協大学大学院経済学研究課修了。大学院での研究などから国際協力をしてみたいと考え、開発途上国の人と生活をともにし、同じ視点で国際協力を考えたいと志望した。 小林さんはスリランカの経済の中心地コロンボの社会福祉省国立高齢者対策事務局に配属され、コロンボ近郊の老人ホームやデイセンターの巡回を通してニーズを把握し、高齢者向けの健康維持管理を目的とした余暇活動プログラムを企画、実施する。 小林さんは、二松学舎大学卒業後、国際福祉医療カレッジで社会福祉について学び社会福祉士資格を取得、新潟市の老人福祉施設に5年間勤務し、昨年、協力隊員に志願するために退職。日本とは違う環境下で困難や挫折も含めて多くの経験をし、人間的に成長したいと志望した。
2人はそれぞれ12日に出発する。任期は18年7月までの2年間。
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