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三条出身の俳優、高橋さんゲストに三条市青少年健全育成市民大会は満員御礼(2004.7.12) |
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三条市青少年育成市民会議、三条地区保護司会などは10日、三条市中央公民館で三条市青少年健全育成市民大会を開き、式典と今をときめく三条市出身の俳優、高橋克実さんをゲストに中高生とのディスカッション『ゆめトーク』を行い、会場満員の500人余りが来場する大入りだった。
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満員になった三条市青少年健全育成市民大会
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主催者を代表して阿部凉子三条市青少年育成市民会議会長があいさつし、先に市内の小学校で起きた傷害事件にふれ、「全市民が自分のこととして責任を持って深く考え具体的な話し合いを重ねるなかで、今、わたくしたち大人が子どもたちの未来を考えていかなければならないと痛切に感じている」と話した。
来賓の高橋一夫三条市長も祝辞で事件について「いろいろな事件をただ教育の問題とかいうのではなく、これは、三条だけでなく私どもが住んでいる地域社会全体の問題ととらえ解決していかなければならない」との考えを示した。 『ゆめトーク』では、応募した主にしないの高校生5人と中学生6人の計11人がステージに上がり、高橋克実さんに質問したり、自分たちの夢へのアドバイスを聞いた。
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三条っ子の先輩として後輩にアドバイスし、エールを贈る高橋さん
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高橋さんは177cmの長身に白いシャツに生成のパンツ、おしゃれなめがねをかけてカジュアルなスタイルで登場。「ほんとに三条も久しぶりなんですけど。ばあか、あっちぇんでびっくりしました」と三条弁であいさつすると、大きな笑いと拍手がわいた。 冒頭、高橋さんの出身校でもある三条東高校の生徒から「どうして芸能人になろうと思ったですか?」との質問に「えっと、東高だよね?。高校2年にしては質問が幼稚だよね」と辛口トークで切り返して大爆笑に。 高橋さんは「俳優になろうとはなかった。松田勇作さんとか萩原健一さんとかが人気のあるテレビドラマにあこがれていた。ジーパンの上下を来て新宿に行きたいとか、そんなことが動機だった。近づくにはどうしたらいいかと思ってるうちになった。俳優になりたいとか演技をしたいとか明確にはなかった。ごめんなさい」とていねいに答えた。 中高生は、新幹線の運転士、警察官、俳優、漫画家などさまざまな夢を語り、高橋さんは「夢は大きくもちましょうよ」と、それぞれの夢に自身の体験をまじえてアドバイスした。 また、三条の言葉が好きだと話し、県外に出て行く人には三条弁をどんどん使って「三条出身を誇りに思ってほしい」、「夢というのは東京に行って成功することだけではなく、好きな人といっしょになって家族を作って一生懸命生きることもいい」、「失敗したと思ったら戻ればいい。どんどん失敗して」とたくさんの経験をしてほしいとエールを贈った。 高橋さんと中高生のディスカッションに、会場を埋めた市民は手をたたいて笑ったり、うなずきながら聞いたりして80分間の『夢トーク』を聴き入っていた。 この大会は7月の「青少年の非行問題に取り組む全国協調月間」、「社会を明るくする運動協調月間」に合わせて毎年開いており、9回目を数えた今回、高橋さんの人気もあって初めて満員の大入りとなった。
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