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17日、三条市災害ボランティアセンターが発足、活動開始spacer(2004.7.17)

三条市社会福祉協議会は17日、三条市総合福祉センターを本部に三条市災害ボランティアセンター(岩本直久センター長)を設置。7・13水害の被災者を援助するボランティアが本格的にスタートした。

ボランティア希望者が殺到して混雑する三条市ボランティアセンター

ボランティア希望者が殺到して混雑する三条市災害ボランティアセンター

ボランティアの受け付けを始めた午前9時にはすでに約200人の希望者が訪れた。受け付けでボランティア保険に加入すると、わずか10分足らずでボランティアに出動。驚くほどスムーズに進行していた。

活動紹介パネルに張り出された求人票を食い入る見つめるボランティア

活動紹介パネルに張り出された求人票を食い入る見つめるボランティア

秘密は名古屋、埼玉、山梨など全国各地から訪れたボランティア経験者だ。すでに被災地でボランティア活動を行ったノウハウをもっており、同センターの陣頭指揮をとっている。前日16日のうちに準備を行い、いつでも活動を始められる万全の体制をつくりあげていた。

活動のシステムは、臨時電話でボランティアの援助を求める被災者からの連絡を受けるとボランティア内容を求人票に書いて活動紹介パネルに張り出す。ボランティアは希望する活動の求人票に付せんを張り、必要な人数が集まるとリーダーを決め、オリエンテーションを行って出動。実にシンプル、合理的で、まるでプロフェッショナルだ。

ボランティアをやりたい人、ボランティアの助けを求める人からの電話がひっきりなしに鳴る

ボランティアをやりたい人、ボランティアの助けを求める人からの電話がひっきりなしに鳴る

ボランティア参加者は20歳代から30歳代が中心。長靴に雨具、帽子にタオル、なかにはゴーグルまで着けている人もいて、装備は万全。住宅地図を片手に助けを待つ家を目指していた。

同11時ころにはボランティア参加者は数百人の規模に膨らんだ。名古屋で水害のボランティアに活動した人は、名古屋の水害ではボランティアセンターの解散まで3週間かかったが、三条市の被害規模は名古屋の3倍。時間も3倍、2カ月くらいかかるのではないかと話していた。

ボランティアの参加はいつでも同センターで受け付けている。ボランティアに参加したい人は電話:0256-33-8580、ボランティアを派遣したい人は電話:0256-33-8561へ。