|
水害時の消毒方法(2004.7.18) |
|
|
7・13水害の被災地、三条市嵐南地区では汚水などがあふれ出て極めて不衛生な状態になっており、赤痢などの感染症の発生の恐れもることから、消毒や予防法を紹介する。 また、名古屋市薬剤師会のホームページには、「水害時の消毒」の項目でイラスト入りのPDFファイルを含め、詳しくし開設しているので、参考にするといい。消毒に関する問い合わせは、三条市民生部健康福祉課健康づくり係(電話0256-34-5511)へ。 【住まい】 (1)床下、し尿層や下水があふれた場所、不廃物が漂着した場所などは、薄めたクレゾール液をじょうろで、地面が濡れる程度に散布する。その後、石灰を全体が白くなるように撒く。しめっているところにまくことにより効果が高まる。 ▲クレゾール液の作り方=本剤30mlに水を加えて1リットルにする。 クレゾール液散布の注意について 薄めたらすぐに散布する。散布するときは、長袖、長ズボン、ゴム手袋、マスクを着用し皮膚につかないようにする。噴霧器を使用する場合は、目に入らないようにめがねなどを使う。 (2)汚水につかった壁面・床・家財道具など 念入りに掃除したあと、薄めたオスバン液に浸した布などでよくふく。その後、風通しを良くして乾燥させる。 ▲オスバン液の作り方=本剤10mlに水を加えて1リットルにする。 (3)食器類 家庭用漂白剤の使用や煮沸消毒をする。煮沸消毒は、食器を水洗いしたあと、全体を水で浸し、沸騰後30分以上煮る。 【体】 手洗いを十分にする。用便後や外から帰ったとき、料理や食事をする前は石けんを使い、流水で好く洗ってから、薄めたオスバン液に手を80秒以上もみ洗いをし、乾いたタオルでよくふく。具合が悪いときはすぐに医師の診察を受ける。 【衣類】 ふとん、衣類は外に出し、直射日光に当てる。 【飲み水】 一度沸かしてから飲む。井戸水はなるべく飲まないようにする。 【食べ物】
鮮度に注意し、なるべく熱を加える。少しでも怪しいものは捨てる。
■関連リンク
名古屋市薬剤師会のホームページ
|