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被災者のために三条市内2カ所で夜間診療施設スタート(2004.7.21) |
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三条市と三条市医師会は、水害の復旧作業に追われて日中に医療機関を受診できない被災者などのために20日、三条市内2カ所に夜間診療施設を開設した。
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20日、三条市総合福祉センターに開設された災害時臨時夜間救護所
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三条市総合福祉センターに災害時臨時夜間救護所、厚生連三条総合病院に小児救急診療所を開設、いずれも午後7時半から9時半まで診療を行う。
対象は、災害時臨時夜間救護所が高血圧、心臓病、糖尿病など内科の慢性疾患やけが、腰痛などの外科・整形外科的病気で、小児科救急診療所は小児の急病。保険証がなくても受診できる。 災害時臨時夜間救護所では、初日20日は医師5人と看護師5人、事務2人で対応。開所時間の10分ほど前から、家族に付き添われて患者が訪れ、この日は18人が診療を受けた。 けがの治療が多く、復旧作業で手足の切り傷が化のうしているケースが目立ち、なかには疲れからくる衰弱もあった。 治療を受けた60歳代の男性は15日、20歳代の女性は17日にけがをしたが、自宅や店の片づけに追われ、医者にはかからずに我慢していたと言う。また、小児科救急診療所では4人が受診した。
これまで三条市と三条市医師会は医療巡回を行ってきたが、日中は復旧作業に出かけている人が増え、受診者が減ってきたこともあり、夜間診療施設の設置に切り替えた。また、三条市救急診療所(通称:県央四市医師会夜間応急診療所)は三条市医師会館が被災したため休診している。
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