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台風10号接近のフェーン現象で三条市は今夏2番目36.2度の猛暑(2004.7.29) |
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台風10号の接近によるフェーン現象で、29日の県内は各地で気温が上がり、三条市でも最高気温36.2度を記録し、5日の38.1度に次ぐこの夏2番目の猛暑となった。
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三条市上須頃地内のアブラゼミ、29日午後5時4分
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三条地域消防本部の毎正時の観測では、明け方の最低気温は午前3時の24.1度。最高は午後1時に36.2度に達した。
この猛暑は台風10号の接近で太平洋側の湿った空気が乾燥した空気となって県内に流れ込むフェーン現象によるもの。ただ、湿度は午前1時の39.2度まで下がり、風もあったので、日陰は意外に過ごしやすかった。
暑さと比例するようにボリュームが上がっているのはセミしぐれ。三条市上須頃地内では、若い実をつけたクリやクルミの木にびっしりとセミがとまり、話をするのもつい大声になるほどのセミの大合唱だ。
その合唱のなかで時折、涼しげなソロパートを奏でているのがヒグラシだ。8月7日の「立秋」は、もうすぐそこ。「立秋」を過ぎれば「暑中」は「残暑」に変わり、秋の足音も聞こえてくる。
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台風10号からのびる雲とフェーン現象特有の濃紺の空
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