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三条第二中生徒が四日町小復旧でボランティアspacer(2004.7.30)

三条市立第二中学校(本間邦朗校長・生徒389人)生徒会「修成会」(大竹将之会長)は30日、7・13水害で大きな被害を受けた三条市立四日町小学校で校舎内の清掃や玄関前の花壇の復元作業などのボランティアを行った。

四日町小学校の復旧でボランティアする第二中学校生徒

四日町小学校の復旧でボランティアする第二中学校生徒

第二中学校区は被災地域ではないが、同じ三条市内で大勢の市民が被災し、日常生活もままならないなかで復旧作業を進めている。修成会が「自分たちも何かできることはないか」と考えたのも自然な成り行きで、市内でも最も被害の大きかった学校のひとつ、校舎1階が浸水した四日町小学校でボランティアすることにした。

でこぼこになった四日町小学校教室の床

でこぼこになった四日町小学校教室の床

21日に行う計画だったが、まだ大がかりな復旧作業の最中で生徒の安全が確保が確保できないため延期。自衛隊や消防団が校舎の机や泥を取り除くのを待つ一方、23日の終業式で大竹会長から生徒にボランティア参加を呼びかけ、この日は116人が参加した。

本間校長をはじめ職員も同行して午後1時にバスで同校から四日町小学校へ向かい、午後1時で37.0度(三条地域消防本部観測)の猛暑のなか、生徒たちは顔を真っ赤して作業した。

復興を象徴するように玄関を飾る花

復興を象徴するように玄関前を飾る花

浸水した廊下をぞうきんでふき、玄関はほうきやデッキブラシで掃除。さらに、泥をかぶった玄関前の花壇を復元し、プランターには持参した花を植えた。

水の圧力や浮力で床はめくれ、穴が空いたところも多く、消毒用の石灰で真っ白になった床に生徒は「うわっ」と声を上げ、「想像もしていなかった」、「こんな教室じゃ勉強できない」と目の当たりにした現実に驚いていた。

玄関前を赤やピンクのサルビアやベゴニア花が飾り、校舎はまさに生気を取り戻したようだった。また、四日町小学校には、これまでに大島中学校の生徒もボランティア活動を行っている。arrow