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ボランティア宿泊所でもある水害被災地の西鱈田小で1週間遅れの終業式(2004.7.30) |
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7・13水害の被災地域にある三条市立西鱈田小学校(村田洋子校長・児童256人)は30日、1週間遅れの1学期の終業式を行った。
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西鱈田小学校で1週間遅れの1学期の終業式
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同校はグラウンドが冠水したものの校舎への被害はなかったが、全校児童の5分の1に当たる約50人の児童の家が床上浸水したほか、床下浸水した家もある。
同校は三条市内で復旧活動を行う全国からのボランティアの宿泊所となっており、午前8時40分からの終業式では、ボランティアの荷物が置かれたままの体育館で行った。
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体育館のボランティア
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村田校長は「一日も早く元通りの三条市になって、三条じゅうの子どもたちが元通りの生活に戻れるように祈りましょう」と話し、まだ水害の後かたづけに大変だが、いい夏休みを過ごすよう呼びかけた。 この日は前日29日に続くフェーン現象で、午前8時の気温は32.0度(三条地域消防本部観測)と30度を大きく超え、まるでサウナの体育館でTシャツや髪を汗で濡らしていた。 自身の家や友だちの家が被災しているだけに、児童は猛暑のなかでも村田校長の水害の話に真剣に聞き入っていた。
終業式のあと、各教室で担任が水害の被害状況を確認したり、通知表を渡したりした。1年生の教室では、自転車が流された、親の車が壊れた、靴がなくなった、教科書は大丈夫だったけど机はなくなったなど、それぞれの被災体験を話していた。
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