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1日は東京都のプレスパッカー車だけで水害ごみを回収(2004.8.2) |
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三条市では、7月31日までに回収した水害ごみが推計5万トンとなった。三条市災害対策本部では全体の約92%を回収、めどがついたみて、1日は建設業界を中心に進めていた重機などを使った収集を休み、東京23区清掃協議会のごみ収集車、プレスパッカー車だけで回収作業を行った。
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三条市で水害ごみの回収作業を行う東京都のプレスパッカー車
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同協議会は、7月28日から3日までの7日間、東京都のプレスパッカー車22台とダンプトラック2台、80人の作業員を三条市に派遣し、水害ごみを回収している。
プレスパッカー車は収集したごみを車に放り込むと2tの力でごみを押しつぶし積んでいくもので、都内では燃えるごみや不燃物を回収している。 1日は堤防の決壊現場近くの曲渕地内を中心に回収作業を行った。水害で流れてきた木の枝、あたんなど道路に出ている水害ごみは持ち上げると乾燥した泥が落ちた。 直径が20cm余り、長さ2mもある木の幹は、作業員が2人で持ち上げて車の後ろ側から入れ、2tの力で押し切りながら3分割くらいにして積み込んだ。生木や泥まみれの水害ごみと連日の猛暑に「こんなの初めて」と驚いていた。 作業員のなかには、阪神・淡路大震災の被災地にも応援に出向いた人がいた。その時の経験を生かせると思ったと言い、回収作業を見守る住民に「大変だったね。頑張ってね」と作業の手を休めずに励ましの声をかけていた。
三条市では、水害ごみの収集作業は4日で終わる。それ以降は自分で道心坂処分場へ持ち込んでもらう。
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