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三条市の被災世帯に義援物資を配布(2004.8.3) |
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三条市災害対策本部では、7・13水害の被災者に対して全国から届いた義援物資を7月24日から被災した世帯へ配布している。
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まだ義援物資が山積みの三条市厚生福祉会館
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義援物資は水害の発生した7月13日から毎日、毛布や水に始まり、掃除用具、タオルや洗剤、歯ブラシなどの生活用品などあらゆるもの全国から届き、7月29日までに延べ1,066件を数えた。
それらの物資は避難所を兼ねた三条市厚生福祉会館に保管し、仕分け作業を行ってから各避難所を優先して生活必需品などを届け、それ以外の被災者には要望があれば避難所を通じて対応してきた。
世帯配布は、復興作業や避難所への食事の提供を優先して人員や車を充てたため後回しになり、さらに各世帯に同じような内容で配布できるよう調整したこともあり、被災から11日後の24日にようやく始めた。
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被災世帯への義援物資をトラックに積み込む
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近隣の市町村職員からも手伝ってもらい、自治会長を通じて物資を配布し、2日までに34自治会の6,748世帯に届けた。内容は、Tシャツや肌着などの衣類、タオル、ウェットティッシュ、石けん、防じんマスク、洗剤、ごみ袋、歯磨き類など。世帯ごとにビニール袋に入れて配布した。
物資の多くが災害発生直後、被災者が必要としたものだが、本当に必要なときには間に合わなかった。厚生福祉会館には、今も商社の倉庫のように段ボール箱に入った物資が山積みになっており、今後も避難所や被災者に届けるほか、仮設住宅が完成後、入居者にも配分する。
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