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衆参両院の災害対策特別委員会が三条市で現地視察(2004.8.4) |
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衆参両院の災害対策特別委員会が4日、7・13豪雨災害の現地視察を行い、午後1時に三条市を訪れて水害ごみを集積している旧三条競馬場を視察した。
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旧三条競馬場を視察する衆参両院の災害特別対策委員会の視察団
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衆院から堀米征雄団長、参院から理事の柏村武昭団長をはじめ9人ずつの18人と政府同行も含めて40人近くが視察。視察団には地元選出議員6人も加わった。
三条・燕地域リサーチコアで平山征夫県知事と高橋一夫三条市長から被害状況や国への要望事項を聞いたあと、旧三条競馬場へ向かった。
平山知事は早急な激甚災害の指定を望み、家屋の全壊や半壊が対象の被災者生活再建支援法では今回の被災者への適用は難しく、実態にあった支援を求めるとともに、河川の災害復旧や道路、産業、農業、学校、ごみの処理などで要望した。
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三条・燕地域リサーチコアで県知事、三条市長の要望を聞く災害特別対策委員会一行
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今回の水害で小泉純一郎首相が激甚災害法の適用の必要性を認める一方、現実的には適用は難しいと伝えられるが、衆院の堀米団長はあいさつで、「引き続いて激甚災害法の適用についても検討し、将来の不安を取り除いていかなければならないと考えている」と適用に向けて働きかける姿勢を示した。
参院の柏村団長は「被害の状況をつぶさに視察し、地元の意見要望を伺いながら、早期復旧、復興などに向けて、今後の対策に向けても取り組んでいく」と話し、両団長から平山知事に見舞金を手渡した。
旧三条競馬場の視察では、高橋三条市長がごみの処理に約26億円かかる見込みで、降雪前の残り4カ月ほどで分別、処理したい考えを説明。視察団の大仁田厚衆院議員は、災害の復旧状況などを質問していた。一行は、このあと、被災地の中之島町、見附市、長岡市へ向かった。
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