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三条市水害被災地の中心部で25日ぶりに五・十の市が再開(2004.8.5) |
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三条市は5日、7・13水害の被災地の中心部、四日町地内の定期露天市、通称「五・十の市」の四日町市場を25日ぶりに再開。水害前と変わらない数の52店舗が出店してにぎわった。
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25日ぶりに再開した四日町市場の五・十の市
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市場の管理事務所の壁には、地面から170cm以上の高さに水の跡が残る。敷地には消毒用の石灰が白く積もっていたため、前日4日に市職員が一日がかりで洗い流す作業を行った。
それでも一部に石灰が残り、自分で石灰をほうきではいたり、デッキブラシでこすったりしなければならなかった出店者は午前5時の開始時間から2時間余りたってようやく店開きした。
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凍結したかのようにアスファルトに残る残る石灰
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午後6時ころからぽつぽつと客が訪れ、野菜や果物、タラコ、スジコ、ナス漬けなど買い求めていた。客の出足は水害前と変わらなかったが、先に再開した被害ではない中央市場に比べると、1人が買い物をする量は少ないようだった。 四日町市場周辺は、ほとんどが床上浸水だった。付近にはプランターや鉢植えの花を見かけないが、市場で花のタネを売る店には客の切れ目がなかった。
あちこちで「頑張るしかないて」、「頑張ろって」という声が聞こえ、市場の常連客にとって五・十の市の再開に確実な復興の手応えを感じていた。
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