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三条市の被災者に入場無料のボランティア公演(2004.8.10) |
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7・13水害で被災した三条市の子どもたちに公演のプレゼントをと、NPO三条おやこ劇場(川瀬弓子理事長)では、29日まで市内11会場で入場無料の全国の劇団などによるボランティア公演を行っている。
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9日、体育文化センターで行われたNPO三条おやこ劇場のボランティア公演で公演する博多の「劇場道化」
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水害でまつりや花火をはじめ、夏のイベントが次々と中止になり、被災した家の復旧作業もめどが立ったとはいえ、今も作業は続いている。そうした被災地の子どもたちには楽しみを、おとなにも一息入れて娯楽をと、ボランティア公演を行っている。
出演団体の呼びかけには、県内のおやこ劇場や子ども劇場からなる「子ども劇場おやこ劇場新潟県センター」の協力を求め、ふだんなら数十万円の公演料がかかる劇団などが賛同し、4日から市内の避難所や被災地の嵐南地区で公演している。 9日は月岡児童館と体育文化センターで福岡県博多市の「劇団道化」が公演。阪神・淡路大震災の被災地でも上演したコミカルな舞台劇『なにができるかな』を男女2人で演じた。 午後6時からの体育文化センターの公演では、親子など約30人が鑑賞。子どもたちは大笑いし、おとなからもしだいに笑いがこぼれて1時半、水害を忘れて楽しんだ。 劇団の出演者は、水害の痛みや悲しみを感じさせない子どもたちの表情、それを「お母さんやお父さんにも見せて頑張ってほしい」と話していた。 公演は、いずれも入場無料で、だれでも鑑賞できる。講演会の問い合わせは、三条おやこ劇場(電話:0256-32-7446)へ。18日以降の公演予定は次の通り。18日以外の公演時間は、決まっていない。
▲18日、午前10時半から本成寺客殿=大阪・クラルテ(人形劇『ポリチーノの結婚式』)▲25日、四日町小学校=名古屋・クラウンファミリー(ピエロ・パフォーマー)▲28日、サカタ製作所フリーマーケット会場(栗林)、上林小学校=東京・桜企画『ホルン・エーデルワイス』▲29日、サカタ製作所フリーマーケット会場=新潟・お笑い集団NAMARA(パフォーマー)
■関連リンク
特定非営利法人(NPO)三条おやこ劇場
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