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加茂川夏祭りは昨年より1万人多い4万人の人出で、水害被災地の復興を願う花火も(2004.8.15) |
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加茂川夏祭り実行委員会(会長・小池清彦加茂市長)は14日、加茂川河川敷で加茂市市制50周年・第19回越後加茂川夏祭りを行った。隣接する三条市は7・13水害で大きな被害を受けたため、加茂川夏祭りの実施には賛否両論あったが、大花火大会では「水害被災地の一日も早い復興を願う花火」の打ち上げもあり、昨年より1万人多い延べ約4万人(主催者発表)の人出でにぎわった。
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加茂川夏祭りの14団体、約600人が加茂川河川敷で「加茂松坂」を踊る大盆踊り大会
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加茂川にかかる諏訪橋と栄橋間の河川敷にステージを設けてメーン会場に。日中は市内小中学生などによるふれあいコンサート、加茂ふるさと桐カルタ大会、灯ろう流し、夜はよさこいソーラン、江戸みこし、14団体から約600人が河川敷を周回する形で「加茂松坂」を踊る大盆踊り大会。そして9時から大花火大会となった。
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「水害被災地の一日も早い復興を願う花火」の尺玉
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噴水花火の音と光の競演に大興奮
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ナイアガラ花火の点火スイッチを押す小池市長、阿部加茂商工会議所会頭、ミス雪椿
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盆踊りで小雨がぱらつくこともあったが、夏空というには涼しい陽気に恵まれた。日中は加茂商工会議所青年部が7.13水害に物品を無料提供するフリーマーケット「楽市楽座」に出品する品物の受け付けを行った。 さらに大花火大会は「水害被災地の一日も早い復興を願う花火」でオープニング。急きょ、加茂市が打ち上げを決めたもので、復興を祈って尺玉2発を打ち上げた。 続いて加茂川の中央に小石を積み上げた場所で打ち上げた噴水花火の音と光のシャワーに、立ち上がって歓声を上げる人も。フィナーレの大ナイアガラは小池市長、阿部大爾加茂商工会議所会頭、ミス雪椿の3人の計5人が点火スイッチを押すと昭和橋からJR鉄橋まで、加茂川の中央に流れに沿って延びる2キロのナイアガラが市民を魅了した。
加茂市の夏祭り実施の物議はともかく、三条市から花火見学に訪れた人も少なくなかった。被災地でボランティア活動した三条市・嵐北地区に住む高校生は「これがふつうの夏なんだよな。三条の花火も見たかった」と本音ももらしていた。
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