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三条市大島地区でナシの本格出荷始まる(2004.8.16) |
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県内有数の果樹産地、三条市大島地区の果樹生産者でつくる大島園芸振興協議会(山口昇会長・118人)は16日、JAにいがた南蒲大島選果場=代官島=で選果機を使ったナシの本格的な出荷を始めた。
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大島園芸振興協議会のナシの本格出荷が始まり、稼働する選果機を流れるナシ
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ことしのナシの初出荷は11日で、昨年より2日早く、例年より1週間ほど早かった。出荷しているナシの品種は「幸水」で、盆休み明けの16日は10キロ入りで約1000ケース、約10トンを三条、西部、新潟、長岡の県内4市場に出荷した。
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ナシを検査して選果機に流す
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「幸水」の出荷のピークは20日ころで、最盛期には1日約40トン、今月末まで計450トンの出荷を見込む。同選果場では、生産者が搬入したナシを一つ一つ傷などがないか検査し、選果機にかけて箱詰めする作業を行い、ピーク時は午後11時ころまで作業が続くという。 ことしは梅雨時の雨量が少なく小玉傾向だが、日照時間や気温は十分で糖度が高い。「甘くて、おいしいナシになった」と、関係者は太鼓判を押す。
「幸水」のあとは「豊水」、「新星」、「二十世紀」、「新高」、「新興」と11月いっぱいまで選果機にかけて出荷し、12月の洋ナシ「ル・レクチェ」がナシの締めくくりとなる。
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