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三条市の市民プールは21日、市民球場は28日に利用再開(2004.8.16) |
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7・13水害による被害で利用を中止していた三条市民プールは21日、三条市総合運動公園の運動広場ソフトボール場が被害を受けた市民球場は28日にそれぞれ利用を再開。三条市の社会体育施設は、9月の声とともに水害前とほぼ同じ状態まで復旧する。
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21日の利用再開に向けて水を張り始めた三条市民プールの屋内プール
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市民プールは、ボイラー室が床から130cm以上の高さまで浸水したのをはじめ、屋内プールや事務所、更衣室が浸水。すでに泥出しや掃除を終わって機械や電気系統の点検を行っており、19日までに機械類のモーターなどを取り替えて試運転する。
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三条市民プールのボイラー室の点検作業、左の壁にある線は浸水した高さを記す
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屋外プールの被害はなかったが、乾燥して飛んできた泥で水が汚れたため、掃除をして13日から水を張り始めている。あわせて屋内プールも水を張り、16日にはいっぱいになる予定だ。 すでに残り少なくなった夏休み、子どもたちからプールで思い切り水しぶきを上げてもらおうと、21日の再開から31日まで11日間は無料開放する。 三条市総合運動公園は水害による被害はなかったが、山側にある運動広場ソフトボール場に山の土砂が流れ込んだ。13日までにグラウンドにたい積した土砂を取り除く作業を進め、グラウンド内に数列の山にして積み上げた。
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山から流れ込んだ土砂を山にして積み上げた三条市総合運動公園の運動広場ソフトボール場
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しかし、流れ込んだ水がえぐったと思われる長さ数mほどの穴があり、16日から集めた土砂の撤去などの修復作業を行う。 市民球場は目立った被害はないが、28日の再開に向けてグラウンドを整備。ただ、主にサッカー場に使っている多目的広場には仮設住宅が建設されたため、最低でも2年間は使えない。
また、各地から救助などに訪れた団体の宿泊場所にしていた三条市総合体育館は21日から利用を再開。避難場所にしている三条市体育文化センターは、避難者の数が減ってきたので避難場所を大集会室から会議室へ変え、9月1日から利用を再開する。
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