台風15号接近で三条市では風速29.5mを観測、ナシに落果被害

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(2004.8.20)

台風15号の接近に伴う19日夜から20日明け方にかけての強風で、三条市では瞬間最大風速29.5mを観測した。

19日夜からの強風で落果した大島地区のナシ

三条地域消防本部の毎正時の観測では、19日午後11時ころから風が西寄りの風が強まり、20日午前1時までの1時間に瞬間最大風速29.5mを観測。午前4時ころまでたびたび風速20m台後半の達する強い風が吹いた。

この強風で同本部に入った通報だと、19日午後11時ころに下田村で住宅の屋根のあたんが吹き飛んだ。さらに20日に入って午前3時過ぎに三条市本町1で商店のシャッターが壊れ、午前6時前後に横町2、旭町2、鶴田1地内でそれぞれ引き込み線がショートしたといった通報があり、同本部では警防出動した。

また、果樹産地の大島地区ではナシを中心に果実が風が振り落とされるなどの被害があった。詳しい被害状況は市などで調査している。